デジタル遺品トラブル

2017年08月15日

私が時々、パソコンの設定等のご用命を頂いて、お客様宅にお伺いして作業をする時に気付くことがあります。それはパソコンやインターネットサービスに関わるパスワードやパスコード、IDなどの取り扱いです。私のお客様は特にご年配のお客様が多いので、デジタル遺品に関するトラブルです。SNSなどのインターネットサービスを利用している60歳代の方が80%もいらっしゃるそうです。

最近はインターネットサービスのネットバンク、ネット銀行や株取引のネット証券、インターネットで書く日記のブログ、画像やビデオサービスなど、有料、無料の様々なインターネットサービスがあります。私がお客様とお話をしていると、多くのお客様は複数のパスワードやパスコードをご自身だけが把握していることが多いです。(ID、パスワードをパソコンモニターなど目につくところに張っているのは論外ですが・・)

縁起が悪い話をして申し訳ございませんが、もし運悪く突然死んでしまったりしたら、ネットバンクやネット証券、ブログなどのことは、永遠に家族が知る術もなく、永遠にそれらが葬り去られることもありうります。財産であるネット銀行やネット証券のログインに関するデータや、ブログや画像などをどうするか?また、有料サービスなどはその後ずーっと支払い続ける可能性も出てきます。

IDやパスワード、その他いろいろ大事なデータを管理できるとても便利なアプリケーションも多く存在します。それらを上手く利用して、もしご自身に何かあった時に家族が困らないようにしておいた方が良いかと思います。