虫刺され甘く見ない

2016年07月22日

蜂やマダニなど、刺されたりかまれたりしてはれや痛みを引き起こす虫は多い。激しいアレルギー反応や病原体の媒介で命を脅かす種類もいる。野山などに出掛けることが多い夏休みシーズン間近。楽しいレジャーが暗転しないよう、対処法と刺されないための予防法を知っておきたい。

◆ハチ
◇刺された時は
・安全な場所で安静にし、局部を冷やし経過を見る
・軽い症状だけなら炎症を抑えるステロイド外用薬を塗布
・嘔吐や呼吸困難などアナフィラキシーショックが出た場合は大至急、救急車を呼んで医療機関へ
◇刺されないために
・ハチが近くに来ても振り払うなどしない
・黒い色に反応するので髪の毛や目を攻撃されないよう頭を隠し低い姿勢をとる
・服装も黒を避け、白など明るい色を選ぶ
・香水や整髪料などの匂いはハチを刺激するので避ける

◆マダニ
◇刺された時は
・皮膚についているのに気付いたら、払い落す
・既にかまれている場合は、ワセリンを塗ったりテープやばんそうこうを貼ったりして窒息させる
・それでも取れなかったら医療機関へ
◇刺されないために
・野山や農作業では肌の露出を極力少なくする
・野外活動後は入浴してダニの付着をチェック
・衣服に虫よけ剤を吹きかける
・なるべく草むらに入らない

◆ブユ
◇刺された時は
・強い炎症反応が生じるので、早めにステロイド外用薬を塗布
・かゆみには抗ヒスタミン、強い腫れにはステロイド内服薬
◇刺されないために
・ブユの多い山間部や渓流沿いでは肌を露出しない
・虫よけ剤や携帯用蚊取り器で寄せ付けない

◆カ
◇刺された時は
・かゆくてもかきむしらない
・かゆみを抑える抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を塗布
◇刺されないために
・皮膚の露出を避け、蚊の多いやぶや草むらに近づかない
・虫よけ剤や携帯用蚊取り器を使う

日本経済新聞より

こういった知識や予防方法で楽しい夏休みにしたいですね!!!