州の空 見えた希望
庭から諏訪中央病院を眺める。緩和ケア病棟は2階にある(鎌田さん提供)
緩和ケアと母娘の思い
ぼくは毎週火曜日、諏訪中央病院の緩和ケア病棟を回診している。関西から末期がんのおばあちゃんが入院してきた。娘さんは松本市から通ってきた。あたたかな医療のなかで最期をみてあげたいと娘さんは思っている。
健康という基盤の上に全ての幸せがあります。健康を失った時に全ての幸せを失います。人間の身体は食べ物から作られます。医食同源です。栄養の事やメタボリック、ダイエットなど健康に関する健康情報館。
2010年7月21日 -- 癌 --
庭から諏訪中央病院を眺める。緩和ケア病棟は2階にある(鎌田さん提供)
ぼくは毎週火曜日、諏訪中央病院の緩和ケア病棟を回診している。関西から末期がんのおばあちゃんが入院してきた。娘さんは松本市から通ってきた。あたたかな医療のなかで最期をみてあげたいと娘さんは思っている。
2010年7月18日 -- 癌 --
現在、大谷さんは、全国骨髄バンク推進連絡協議会の会長として、骨髄バンク普及のための活動を続け ている。
患者さんの相談に乗ることも多い。「苦しいでしょう。でも、絶対にあきらめないでください。絶望の淵から立ち上がった人もいますよ」とやさしく語りかける。厳しい現実から目をそらそうとする人には、あきらめてほしくなくて、喝を入れることもある。
2010年7月14日 -- 癌 --
「自分の体のなかに、時限爆弾が入っている。だれか止めてよ、と思うけれど、どうしようもない。い ま思い出しても、手が冷たくなります」
大谷貴子さんは1986年、慢性骨髄性白血病と診断された。何もしなければ、あと3年から5年の命と言われた。突然の宣告。死の恐怖に身がすくんだ。大学院生の25歳だったという。
2010年6月26日 -- 癌 --
――抗がん剤の効果は限られている、という話をうかがいました。しかし、「あなたに有効な治療はない」と言われると、多くの人が希望を失います。そのために、効かない治療でも続けてしまう面があります。治療を受けることだけが希望なのでしょうか。
2010年6月25日 -- 癌 --
――抗がん剤などによる治療が進歩していると言われています。
立花 抗がん剤にもいろいろあります。もともと毒ガスから始まっている薬品で、細胞に対する猛毒です。ある種の抗がん剤について、高名な遺伝子の研究者が「人間の生命活動の一番基本的なところを破壊する。そんな恐ろしいものは僕なら使いません」と言っていました。大腸がんで亡くなった物理学者、戸塚洋二さんは、ブログで闘病記を残し、どの抗がん剤を使い、どんな効果や副作用があったか克明に記していますが、体がぼろぼろになっていく。僕はああいう薬は使いたくない。最近登場してきた分子標的薬とは性質が違いますが、分子標的薬も、そうした抗がん剤とセットで使っているわけです。
2010年6月24日 -- 癌 --
評論家・ジャーナリストの立花隆さんは2007年、膀胱がんで手術を受けました。がん研究の最前線に迫るテレビ番組を手がけてもいます。がんとどう向き合うかを聞きました。(聞き手=医療情報部・田中秀一)
| 立花隆(たちばな・たかし) |
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| 1940年、長崎県生まれ。東大仏文科卒。東大、立教大特任教授。著書に「田中角栄研究」「脳死」など。 |
| 立花さんのがん体験 |
|---|
| 2007年11月、取材で超音波検査を受け、膀胱にポリープ状の病変が見つかった。翌月、血尿が出て、内視鏡検査の結果、がんと分かり、膀胱を温存する手術を受けた。転移はなく、定期検査を続けている。 |
――がんは日本人の関心が最も高い病気だと思います。立花さんも、がんに関する仕事をされていますね。
2010年6月 2日 -- 癌 --
行動変容の専門家に会った。精神科医の足達淑子。福岡県太宰府市で、あだち健康行動学研究所を開設 している。行動療法を健康増進や生活習慣病の予防などに応用する研究をしている。東京医科歯科大学のぼくの後輩でもある。
「鎌田先生の『がんばらない』や『あきらめない』などでおっしゃっていることは、行動変容に通じるように思います。がんや生活習慣病など、さまざまな病気にはストレスがかかわっています。ですから、最近は、ストレスコーピングというアプローチが必要といわれています」
2010年5月28日 -- 癌 --
がんや心筋梗塞など、ある特定の病気になりやすい性格があるといわれている。
「タイプA 性格と心臓病」(M・フリードマン&R・H・ローゼンマン著、創元社)によると、攻撃的で競争心が強く、せっかちな「タイプA」の人は、狭心症や心筋梗塞を起こしやすい。
このタイプAの人たちは、敵対心と競争心で物事に対処するため、ときには問題を起こすことがある。半面、心配性で、過度に攻撃的な面もある。自己中心的な側面もあるが、大きな力を発揮することも多く、功成り名を遂げる人も多い。
2010年5月19日 -- 癌 --
日ごろから、がん予防のために野菜を食べることを心がけている鎌田。サミットが行われたウインザーホテル洞爺の三ツ星レストラン「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」では、なんとサラダ1皿で、70種類の野菜を味わえるという。
毎日約5000個の細胞が体内でがん化しているという。細胞は絶えず新陳代謝を繰り返している。DNAが複製される際に、傷がつくときがある。だが、そのままがんになるわけではない。傷ついた細胞は細胞じたいが自死するように設定されている。この仕掛けをアポトーシスという。たとえアポトーシスをたくみにすり抜けても、免疫細胞によって破壊され、食べられる。こうやって体は、がんになるのを防いでいる。
2010年5月14日 -- 癌 --
2人に1人ががんになる時代、がん検診は重要である。がん対策基本法に基づき、政府はがん検診の受 診率50%を目標にしている。検診率が50%を超えると、がん死亡率が減少するという研究データがある。日本人のがん死を20%減らすことを目指している。
2010年3月11日 -- 癌 --
鎌田流がんばらないスクワットは、膝を曲げすぎないため、膝への負担が軽いのが特徴。腹筋を意識しながら、ゆっくりと腰を落として静止し、ゆっくりと立ち上がる。
運動を生活習慣にするには、好きな運動をするのが一番だ。ぼくなら、スキー。でも、たいてい、運動不足の生活をしている人は運動が嫌い。そういう人に「行動変容」を起こしてもらうのが、たいへんなのだ。
2010年2月22日 -- 癌 --
昨年の秋、仙台で全国国保地域医療学会が開かれた。この学会は、地域医療の担い手が集まる。学会の市民公開講座で、聖路加国際病院の副院長で、小児科医の細谷亮太先生とあったかな医療について語りあった。たくさんの市民たちが聞きにきてくれた。
2010年2月21日 -- 癌 --
大学独自のキャラクターが描かれた自動販売機とデザインした村嶋さん(板橋区の東京家政大で)
女性の20人に1人がかかると言われる乳がん。
2010年2月 8日 -- 癌 --
豆腐や納豆をよく食べて、たばこを吸ったことのない男性は、肺がんを発症する危険性が低いことが、厚生労働省研究班の大規模追跡調査でわかった。
2010年1月19日 -- 癌 --
サブリーンとイブラヒム先生(2008年夏、イラク・バスラで)
サブリーンは、イラクの南部の町バスラに住んでいた。2005年11歳のときに目のがんになった。右目を摘出した。化学療法を続けていたが何度も、再発をした。昨年の初め、左目にも転移、両目を失明した。
2010年1月13日 -- 癌 --
2009年12月、人権週間のイベントで、茨城を訪ねたときのことだ。中学1年の男の子が書いたという文章をもらった。
読売新聞のぼくの連載「見放さない」の、08年6月の文章を読んで、その感想を書いてくれた。(記事はこちら)
「ぼくは引き寄せられるように本屋に行って、この本を買いました」
少年の書く「この本」とは、ぼくの絵本『雪とパイナップル』のことだ。この本を読んで、日本の医師や看護師たちが放射能の汚染地域に赴き、病気の子どもたちを救おうとしていることに感動したという。
2010年1月 1日 -- 癌 --
ある雑誌で、「言葉で治療する」という連載をしていたとき、読者からメールをもらった。
「私はスキルス性の乳がんで、乳房内にもリンパ腺にも転移しています。どうしたらいいか判断に迷っています」
何度かやりとりをした。治療に迷っていた彼女は次第に、放射線治療やホルモン治療の決意を固めていった。彼女の周りには、乳がんの患者同士の助け合いがあるようだった。
しばらくすると、病気のこと一色だったメールに、プライベートな記述が少しだけ見られるようになった。
2009年11月30日 -- 癌 --
鎌田實の見放さない・ブログ 2009年11月25日
時間を見つけては、いい景色を訪ねるのも、カマタの健康の秘訣。紅葉の御射鹿池で写す
肝臓の病気の多くは、ウイルスが原因している。B型肝炎やC型肝炎のウイルスは、急性肝炎を起こし、やがて慢性肝炎となる。さらに進行して肝硬変、肝がんになるといわれている。
2009年10月29日 -- 癌 --
皆様、こんにちは。医療情報部の記者が交替で、取材の裏話や読者の方とのやりとりを綴るブログ「医療情報部発」、そのトップバッターを務めることになった中島です。よろしくお願いします。
2009年10月28日 -- 癌 --
内視鏡検査で偶然発見酒を飲むと、たばこが欲しくなる人は多い。でも、どちらも食道がんになる確率を高める(東京都内のバーで)
「胃はきれいですね」。札幌市で建築資材の販売会社を経営する若林繁雄さん(69)は、ホッとした。2004年1月、市内の病院の人間ドックで、内視鏡(胃カメラ)検査を受けた時のことだ。
2009年9月 6日 -- 癌 --
がんに伴う痛みの中で、モルヒネなどの麻薬系鎮痛薬を大量に使っても、副作用ばかりが目立って十分な効果が出ないものがある。そうした痛みには数年前から、
2009年9月 2日 -- 癌 --
2009年8月30日 -- 癌 --
手術後も、放射線照射、ホルモン療法と、再発や転移を防ぐための治療が続く。更年期障害の治療とは逆に、ホルモンを減らすため、体も心も不安定になりやすい。
手術から40日後の昨年3月初め、青森でステージに立った。不安でいっぱいだったのに、驚くほど声がよく出た。
2009年8月29日 -- 癌 --
昨年1月24日の入院時、友人の助言で、原稿用紙と筆ペンを持ち込んだ。不安になると思いつくままに心境を文字にした。「神様、手術が無事にいきますように」「私は生まれ変わります」……。
「自分の中に閉じこもると恐怖心が倍増してしまう。思ったことを文字にすると、頭の中でグルグルと回り続ける考えが、落ち着くんです」
2009年8月24日 -- 癌 --
告知は一昨年12月11日に受けた。最初に頭に浮かんだのは、「三人娘」の中尾ミエさん、伊東ゆかりさんと出る、2週間後のクリスマスディナーショーのことだった。
「みんなに迷惑かけないだろうか」。二人に事情を話すと、「あっ、そう。でも早期なら取れば終わりよ」と、深刻になり過ぎないよう気遣ってくれた。
2009年8月23日 -- 癌 --
「乳がん」(1)更年期障害きっかけに検査1960年代、中尾ミエさん、伊東ゆかりさんと「三人娘」を結成し、国民的アイドルになった。
ソロの大ヒット曲「逢いたくて逢いたくて」、「夢は夜ひらく」などでも知られる。今月22日夜7時半放送のNHK総合「思い出のメロディー」に出演する。
2009年8月 4日 -- 癌 --
復帰作となったのはミュージカル「シンデレラ」だった。シンデレラをいじめる継母役で出演した。舞台初日の昨年8月6日は、午前中に病院で放射線治療を受け、夕方から舞台に上がった。
2009年8月 1日 -- 癌 --
女優 愛華みれ(あいかみれ)さん 44
昨年4月下旬に退院し、通院で治療を続けることになった。
「8月の舞台には必ず復帰したい」と、入院中も毎朝、病院の中庭を散歩し、もも上げやスクワットをしたり、ベッドの上で腹筋をしたりした。自分のことを病人だとは思いたくなかった。
2009年7月19日 -- 癌 --
昨年3月下旬から入院生活が始まった。「病院でパジャマ姿だと『不治の病』になった気がしてジャージーで過ごすことにしました」
2009年7月15日 -- 癌 --
昨年2月、受診した耳鼻科医に「リンパ腫の疑いがある」と言われ、約2週間が過ぎた。「放っておいたら治るんじゃないか。それとも死んじゃうのかなぁ」。病気について調べようと思ったが、怖くてできなかった。
2009年7月10日 -- 癌 --
詩、絵、恥「三かく主義」アンパンマングッズに囲まれるやなせさん(東京都新宿区のやなせスタジオで)
1973年に絵本に登場し、88年からテレビアニメ化された「アンパンマン」。今も子どもたちに愛と勇気を伝え続けるヒーローだ。
2009年7月 5日 -- 癌 --
本田 麻由美記者
がん対策推進協議会の患者・家族委員らと打ち合わせをする本田麻由美記者(右から2人目)(24日、東京・霞が関で)=菅野靖撮影
コラムを書くのは、半年ぶりになる。昨年12月28日に99回目を掲載した後、今年に入って休載が続き、読者の皆さんや知人らから、問い合わせのメールなどをたくさんいただいた。実は、年末に「うつ病」と診断され、休まざるを得ない状況だった。先月からようやく職場に復帰、少しずつ仕事を始めている。皆さんにご心配をおかけしたことを、まずおわびしたいと思う。
2009年5月16日 -- 癌 --
抗がん剤が効くタイプの患者かどうかを、遺伝子検査などで事前に判定する試みが広がっている。進行した大腸がんに対する新しい抗がん剤「セツキシマブ(商品名アービタックス)」について、国立がんセンター東病院(千葉県柏市)は5月、患者の遺伝子検査を、一部に保険がきく先進医療として始めた。効果がないと判明した場合には使用を控えることで、無用な副作用や患者の経済的負担を減らすのが目的だ。(高橋圭史)
2009年5月10日 -- 癌 --
移植の保険基準緩和肝臓の一部を切除する手術(日大板橋病院で)
肝臓がんは、年間死者数が3万4000人と、肺、胃、大腸がんに次いで多い。〈1〉手術〈2〉ラジオ波治療〈3〉肝動脈
2009年5月 4日 -- 癌 --
女優 仁科亜季子(にしなあきこ)さん 56
父は歌舞伎役者、母、姉も女優の芸能一家に生まれた。19歳の時、NHKドラマのヒロインとしてデビュー。
清純な魅力が注目を浴び、テレビ、映画の世界を順調に歩んでいた時、11歳年上の売れっ子時代劇俳優と出会い、人生の方向が変わった。
2009年5月 3日 -- 癌 --
切除と再建 同時手術も乳がんの手術。全摘か温存かなど、治療方針は施設による違いも大きい(聖路加国際病院提供)
乳がんは、日本人女性のがんで最も多い。1年間に新たに乳がんと診断される患者は4万人余りと、20年ほど前に比べ倍近く増えている。
2009年4月 4日 -- 癌 --
憩室炎の腹腔鏡手術
下腹部にきりきりとした鋭い痛みを繰り返し感じていた大阪府の会社員Aさん(48)は、近くの病院で大腸の内視鏡やエックス線検査を受けたところ、大腸に
2009年3月22日 -- 癌 --
古美術商 安河内真美(やすこうちまみ)さん 54
成人T細胞白血病は、ウイルス(HTLV―1)の感染が原因で起こる。主に、感染した母親の母乳から乳児にうつり、50歳代で発症することが多い。感染者は約120万人とされ、約5%が白血病を発症する。
「抗がん剤も効かない」。医師の絶望的な言葉が胸に突き刺さり、帰宅すると涙があふれ出した。悲しかった。だが、それ以上に悔しかった。涙が尽きると、自分を奮い立たせた。
2009年1月11日 -- 癌 --
人口10万人当たりのがん死亡者数が346・1人と秋田県(352・5人)に次ぐ全国ワースト2位の島根県。だが、そんな島根で行われている一貫した患者支援の取り組みが注目を集めている。【細川貴代】
2009年1月 6日 -- 癌 --
Q: 約2か月前に右の鼻の下から唇にかけて赤く腫れ、病院で「
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