2010年7月23日 -- エクササイズ --

中高年の登山

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(2)出発前の朝食 体調を左右

 お店で朝食を買って早朝登山に臨む人も多いだろう。しかし、朝食の選び方には要注意。パンや甘いものを直前に食べると、バテの原因になるという。

 杏林大学教授の大野秀樹さんは「食パンや菓子パンなどは血糖値を急上昇させ、インスリンの分泌も増える。インスリンは脂肪の燃焼を妨げる働きがあり、エネルギーが供給されなくなります」と話す。

 同じ炭水化物でも、米などのでんぷん類のほか、デニッシュのようなパンを選べば、登山中に脂肪をうまく燃焼できる。ノンシュガーのコーヒーもお勧め。カフェインが脂肪の消費を促進してくれるからだ。

 登山中の食べ物や水分補給にも注意が必要。一般に、食べ物は2時間おき、水は1時間おき、といわれるが、「中高年は食べ物を1時間おき、水分はのどが渇く前にこまめに取る方がいいでしょう」と大野さんは助言する。

 登山前とは逆に、登山中はアメなどの甘い食べ物が適している。水分補給は熱中症対策のうえからも欠かせない。中高年世代は、体温調節が難しくなりがちだからだ。

 疲労回復を図るためにも、食への気配りが求められる。登山中は、空気の薄い高地で紫外線や気温差などの影響を受けるため、体内に活性酸素が発生しやすい。疲労や筋肉痛がひどくならないよう、ビタミンEやカテキンなどの栄養補助食品で抗酸化物質を補給するのもいい。登山後30分以内にアミノ酸を取ると回復を早める。アミノ酸飲料を飲むのも効果的だろう。

2010年7月23日 読売新聞)

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