2010年7月22日 -- エクササイズ --

中高年の登山

  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!
(1)強行軍禁物 最初はゆっくり

 夏山シーズンがやってきた。中高年の登山ブームが続くが、体力も衰えていて、思わぬ危険も伴う。健康を損な わない登り方は――。

 長野県の昨年の山岳遭難統計によると、遭難の7・5%は病気が原因。心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞などによる突然死も多く含まれている。

 「突然死には個人的な要因と環境要因がある。生活習慣病があれば、病気をコントロールしておくことが前提」と話すのは、東京女子医大准教授の橋本しをりさん。病気の有無を問わず、ゆったりとした計画を組む。「夜行日帰り」などの強行軍は、疲労と睡眠不足で、ただでさえ朝に高まる血圧を、さらに押し上げる。心筋梗塞などを起こしやすくなる。

 突然死が多いのは午前中の登り。登り始めの体調には、注意を払うべきだ。橋本さんは「最初はゆっくり、その日の状態を確かめながら歩く。疲れや頭痛、吐き気などの異常を感じたら、引き返す勇気も必要です」と指摘する。体調のことを率直に話せる仲間と行くのも一策だ。

 脱水は心筋梗塞などの要因とされる。汗をかけば電解質のバランスが失われ、不整脈を起こしやすい。ナトリウムを含むスポーツドリンクなどで水分をこまめに取ろう。

 富士山や立山、乗鞍岳など、登山口の標高が2000メートルをはるかに超えている山では、登り始める前に1時間ほど休憩をとった方がいい。酸素が薄い場所では血圧が上がる。体をなじませておかないと、心臓や血管への負担が大きいからだ。

2010年7月22日 読売新聞)

健康を応援する健康情報館のトップページへ