快汗のすすめ
(3)手製イオン飲料で補給
汗をかくことは、運動だけではなく食事でも可能だ。発汗作用がある食材といえば、トウガラシが知られる。辛み成分「カプサイシン」が脳に運ばれると、発汗作用を促すからだが、辛い料理が苦手な人には不向きかもしれない。
栄養学や食べ合わせについての著作がある管理栄養士の白鳥早奈英さんは、トウガラシの代わりにショウガを勧める。「ショウガは体を温める効果があるうえ、殺菌効果もある。さまざまな料理に手軽に使える」。夏場ならブタ肉をショウガ焼きにしたり、揚げナスやカツオに添えたりして食べるのが良いという。
汗をかいた後は、水分補給が欠かせない。何の対策もとらずにいると、脱水症状でめまいや吐き気を催すこともあるからだ。白鳥さんは「汗と一緒にミネラルも放出されてしまうので、単なる水よりもイオン飲料が望ましい」と話す。
イオン飲料は、市販品でなくても家庭で簡単に作ることができる。白鳥さんによると、200ミリ・リットルの水や紅茶、 緑茶に塩をひとつまみ(0・6グラム)と、砂糖を大さじ1杯程度(12~15グラム)入れて混ぜるだけ。大量の水分を一気に摂取すると胃を痛めるので、1回に飲むのはコップ1~2杯分。白鳥さんは「さまざまな工夫で暑い夏を乗り切って」と話している。(高田真之)
(2010年7月17日 読売新聞)


