2010年6月27日 -- 病気の予防 --

夏の虫対策

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(3)ハチの巣には近づかない

コガタスズメバチ

 ハチに刺される被害は8~9月に多い。特に攻撃的なのはスズメバチだ。東京医科歯科大非常勤講師の篠永哲さん(国際環境寄生虫病学)は「ハチが人を刺すのは防御のためなので、巣を刺激するのは危険。近づかない方がよい」と話す。

 ハチに出くわしたとき、バタバタするのは避けたい。ハチは動くモノに反応するからだ。姿勢を低くすれば、やり過ごせることもある。においも刺激になるので、野山に行く際は強い香水も避けた方が無難だ。

 刺されたら、傷口を流水で洗い、つまんで毒を押し出す。症状は、主に痛みと腫れ。炎症を抑えるために冷やした方がよい。ステロイドの塗り薬も使われる。東京逓信病院皮膚科部長の江藤隆史さんによると、通常なら皮膚症状は数日で引くという。

 怖いのはアナフィラキシーショックと呼ばれる過剰なアレルギー反応。個人差はあるが、1度刺された人が再度刺されると、ハチ毒への抗体が過剰反応する恐れがある。呼吸困難などで年に十数人~数十人の死亡が報告されている。

 刺された直後に、息苦しくなったり、じんましんが出たりしたら、すぐ救急車を呼ぶ。携帯できる自己注射(エピペン)を医師に処方してもらっておく方法もある。保険が効かず費用は1万数千円程度。

 「おしっこをかけると治る」という俗説は根拠なし。(高橋圭史)

2010年6月26日 読売新聞)

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