2010年6月 9日 -- 糖尿病 --

インスリンなんて大嫌い!

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 「インスリン注射」という言葉には、様々な意味があるように思います。医師の立場で言えば、単なる糖尿病の治療法の一つにすぎないのですが、患者さんの立場に立つと、インスリン自己注射を勧められたことで自分の糖尿病がとても悪化したような気分になることも多いようです。

 こうしたインスリンに対する心の壁が、糖尿病を治療していく上での障壁となることがあります。糖尿病治療にとっても問題ですが、本人にとっても大変辛い問題です。

 これが、いわゆる「インスリンに対する心理的抵抗感」の問題です。

 2型糖尿病を持つAさんに、インスリンに対するイメージについて伺ってみました。

 「インスリン注射には抵抗感があります。針は怖いです。小さいときの嫌な思い出があります。自分の体に打つなんて考えられません。それに面倒です。決まった時間に注射するなんて、とてもできません。注射を打つということは、もうおしまいだという感じです。インスリンを打って悪くなった人を知っています。それに、打ち出したら一生でしょう?」

 次回へつづく。

プロフィール
写真
中野 智紀(なかの・ともき)
日本糖尿病学会認定専門医
1976年埼玉県越谷市生まれ
獨協医科大学卒業
特技:剣道三段
詳しいプロフィー ルはこちら

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