2010年5月29日 -- 歯科 --

息さわやか

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(2)舌ブラシ 朝の歯磨き前に

 口内の悪臭ガス(揮発性硫黄化合物=VSC)の約6割が作られる舌苔(ぜったい)。新陳代謝ではがれ落ちた粘膜細胞や食べかすに細菌が付着し、舌の表面にたまったものだ。

 この舌苔を取り除く舌清掃が最も効率的な口臭予防法だ。手近にある歯ブラシで舌の表面をブラッシングするのを勧める歯科医師もいるが、日本歯科大学教授の八重垣健さんは、「歯ブラシでは2回こすっただけで、かすかでも、出血することが分かっている。毎日の清掃なので、できるかぎり、舌を傷つけないように」と注意を促す。

 八重垣さんのお薦めは、舌苔専用の舌ブラシ。「強い力を舌にかけずに、舌の凸凹の底にたまっている舌苔もきれいにかき出してくれる」

 舌苔は、舌先よりも舌の奥の方にたまりやすい。鏡に向かい、舌を出来るだけ前に突き出した時、一番高くなった所が、ちょうど舌苔がたまる部分。まず、ここに舌ブラシをあてて、後ろから前へと、この一方向だけに動かす。1~2回ごとにブラシを見て、付着した白っぽい舌苔を洗い流す。10回程度で、舌苔はきれいになくなる。就寝前にする必要はなく、朝の歯磨き前にするだけで十分だという。

 歯周病にかかっている人は、細菌の働きで舌苔が発するにおいがよけいに強くなる。家庭での舌清掃だけではなく、できれば半年ごとに歯科クリニックで歯と口の定期健診を受けるといい。

2010年5月28日 読売新聞)

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