2010年5月27日 -- 医療 --

息さわやか

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(1)舌の上に においの元

 自分では気づかないが、対面する人には届いているかもしれない口のにおい。

 チューインガム、うがい液、香料入りスプレーなどの対策グッズが数多く販売されている。どんな対策が効果的なのか。

 ギョーザを食べた翌朝、歯磨きをしても、ニンニク臭はすぐには消えてくれない。ニンニクが腸内で分解されてできたガスが血液に取り込まれ、肺から呼気に混じり、におってくるためだ。長い時で1日程度、においが残る可能性がある。この種のにおいは残念ながら、口の手入れでは防げない。大切な面談がある時などは、前日の食事から注意しよ。

 口の中に問題がある場合、国際口臭学会会長で日本歯科大教授の八重垣健さんによると、「最も大きいにおいの元は、舌の上にたまった舌苔(ぜったい)だ」という。舌苔は、新陳代謝ではがれ落ちた口腔(こうくう)内 の粘膜細胞や食べかすなどに、歯周病菌や虫歯菌といった口内の様々な細菌が付着し、舌表面にたまると考えられている。

 この舌苔から、細菌の働きで出てくるのが、においが強いガス(揮発性硫黄化合物=VSC)。VSCの6割は舌苔から、残り4割は口内の粘膜や歯肉、だえきから発しているという。

 舌苔は、歯周病を引き起こす細菌の供給源とも考えられている。八重垣さんは「口臭で最優先すべきは舌の清掃。歯周病がある場合、舌苔 も取り除くのを忘れずに」と話す。

2010年5月27日 読売新聞)

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