支え合うことの大切さ ~患者さんと10キロの「歩こう会」~
先日、私の出身である独協医大越谷病院の糖尿病患者会「ひまわりの会」のイベントに参加してきました。毎年、この時期に「歩こう会」と称して、み
んなでウオーキングをするのです。
内分泌代謝・血液・神経内科の犬飼教授、麻生教授をはじめ、医局のスタッフや看護師さん、栄養士さん、検査技師さんたちも大勢参加します。みんな、こういうことが大好きなのですね(笑)。
今年は10キロのコースでした。越谷市役所前を出発し、元荒川の川沿いから運動公園を抜け、能楽堂や庭園を見学したり、みんなでお弁当を食べたりします。クイズなんかもやったりしながら、一応、勉強したってことにします。「患者会」なので(笑)。
街を歩くと、いろんなことを発見したり、気づいたりします。そして何より、みんなで雑談をしながら歩くのが楽しいです。最近のニュースとか、おいしいお酒を手に入れた話とか、○○先生って怖い先生かと思っていたけど、本当は面白い人なんだね! とか。医師たちからも、「やっぱり食べちゃうよね」「お酒はやめられないよね」なんて言葉がポロリ。
そんな話題で、いつもは診察室の中でしか会わない患者さんたちと話をしていると、医師と患者という関係なんて忘れてしまいます。
互いに肩書きを忘れ、笑いながらゴールへ向かってみんなで一緒に歩いていく。「歩こう会」はいつも、心を軽やかにしてくれます。この日は気温も高くて「きついな~」とも思いましたが、終わってみると10キロはあっという間でした。
支え合うということはこういうことなのですね。糖尿病はひとりで治療できる病気ではありません。わかってくれる人がいる。支えてくれる人がいる。医師、家族、友人、同僚など自分の存在や健康を喜んでくれる人がいる。だから、明日もがんばろうって気持ちになれる。
支え合うことの大切さを感じた休日でした。
一緒に歩いたみなさま、くれぐれも筋肉痛と日焼けにはお気をつけ下さい(笑)。
- プロフィール
- 中野 智紀(なかの・ともき)
- 日本糖尿病学会認定専門医
- 1976年埼玉県越谷市生まれ
- 獨協医科大学卒業
- 特技:剣道三段
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