自転車を楽しむ
(5)「激しく」より「継続は力」
乗り慣れてくると、遠出をしたくなる。自転車関係の書籍を刊行する出版社「ロコモーションパブリッシング」 編集者、西垣成雄さんが勧めるのは川沿いの遊歩道。道が整備されて起伏も少ないうえ、自動車の通行もないので走りやすい。「寺社や名所旧跡、甘味屋巡りなどテーマを決めてルートを設定すると、意欲も向上するし面白い」という。
注意点は風を切って走ると気分がよくなり、激しい運動になってしまうこと。息が切れるほど運動が激しいと、糖質や脂肪が効果的に燃焼されない。1回目で紹介したように、理想の運動は「最大心拍数」(220から年齢を引いた数が目安)の65~75%で20分以上続けることだ。
信号待ちなどの際に脈を取りたい。いちいち止まって測るのが面倒なら、自転車に市販のサイクルメーターを付けてもいい。心拍数や走行距離、消費カロリーが表示され、運動が数値で分かる。1回のスクワットでも疲労度が分かる。ふらつけば太ももが疲れている証拠だ。
私の知人は、自転車で運動を始めてから、悪玉コレステロールなどが下がったと自慢する。同じメタボ体形だったが、確かにスリムになった。「継続は力なり」を信じ、ペダルをこいでいこうか。(小日向邦夫)
(2010年5月15日 読売新聞)


