2010年3月12日 -- 病気の予防 --

子どもの春対策

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(3)朝食 簡単料理で食べる習慣を

かぼちゃ、ブロッコリーなどがのった、藤野さんお薦めの朝丼

 今回のテーマは、子どもの朝食。内閣府の食育白書(2006年版)では、朝食を食べないことがある小中学生が2割弱に上る。朝食をとらない子どもは、イライラ感を募らせやすいほか、成績や持久力にも悪影響を及ぼすとの指摘もある。

 朝食は、成長期の子どものエネルギー源。進級を機に、見直してみてはどうだろう。

 朝食で最低限必要な栄養は、〈〉ご飯やパンなど、体を動かすエネルギー源になる炭水化物〈〉野菜や芋類など、体の調子を整えるビタミン〈〉魚や肉など、筋肉や血をつくるもとになるたんぱく質――の三つ。できれば、乳製品、果物の二つも加えたいところだ。

 「給食で必要な栄養をとれるはず。朝食を抜いても大丈夫」と考える親もいるが、これは誤解だ。農林水産省の担当者は「給食でとれる栄養は、あくまで1日3食分の1食分。朝食を含め、きちんと3食をとるのが基本」と強調する。

  手早く作れる朝食メニューを、3人の子育て経験もある料理研究家の藤野嘉子さんに教えてもらった。藤野さんが薦めるのが「朝丼」。あらかじめ炊いておいたご飯に、前日の夕飯で残ったおかずを具としてのせた丼物だ。例えば、かぼちゃの煮物をご飯にのせて、ゆでたブロッコリーと、ハムと卵のスクランブルをのせて、ゴマをふる。時間があれば、果物や汁物もつけたい。

 藤野さんは、「おにぎり一つ作るのでも、ゴマ、しらす、ちりめんじゃこ、青ノリなど、ふだんから常備しておいて、すぐ手の届く場所にある調味料も活用するとよい」と話す。野菜を少しでも多くとらせるため、ゆでたり、いためたりすることもお薦めだ。

 朝食は、子どもの生活リズムや体調を整えるだけでない。親子の会話のきっかけにもなり、子どもの心を満たすことにもつながる。「上手に手を抜いて、毎日つくってあげてほしい」と藤野さんは話している。

2010年3月11日 読売新聞)

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