子どもの春対策
(1)花粉症 症状の兆候、親が気付いて
春到来。子どもたちが快適にこの季節を過ごすために、何を心がけるべきだろうか。最初に取り上げるのは花粉症。大人の病気と思われがちだが、近年は、子どもの間でも広がっている。
ロート製薬(大阪市)が2006年3月、全国で16歳未満の子どもを持つ親約8500人を対象に実施した調査では、「自分の子どもを花粉症だと思う」と答えた親は3割に上った。あくまでも親の実感を聞いた調査だが、千葉大耳鼻
ロート製薬の調査では、親の対応について気になる結果も出ている。花粉症と見られる子どもを持つ親の5人に1人以上が、「対策はしていない」と答えていることだ。岡本教授は「子どもの場合、自然に改善することはまれ。放置すれば長期にわたって苦しむばかりか、集中力の低下や睡眠不足など日常生活に影響を及ぼしかねない」と言う。「子どもは大人のように症状を細かく訴えられない。症状のサインに親がいち早く気がつくことが大事」とも強調する。
花粉症が疑われるサインは、〈1〉くしゃみをたてつづけにすることが頻繁にある〈2〉よく鼻がつまり、口を開けて呼吸をする〈3〉水っぱなが出て鼻をよくこする〈4〉顔をしかめる癖がある〈5〉目のかゆみ、充血、目やになどがあり、ひどくなると下まぶたがはれて紫色になる――など。風邪の症状と似ているために判断は難しいが、目のかゆみを伴う場合は花粉症が疑われる。病院で検査をすることが必要だ。
また、花粉の多い日は外遊びの時間を調整するほか、服や髪に付いた花粉をよく払って家に持ち込ませない対策も欠かせない。
(2010年3月9日 読売新聞)


