歯磨き、健康・美容にもこだわる
健康や美容の観点から、歯磨き剤にこだわりを持つ人が増えているという。歯磨き剤も種類はいろいろで、目的に応じた機能や特徴を持つ商品を選びたいものだ。
日替わりで
ライオンが昨年12月、20~50歳代の女性516人に行った調査によると、自分専用の歯磨き剤を使っている人は43・0%だった。その日によって歯磨き剤を変える人も多いようで、現在持っている歯磨き剤の数は2本が46・5%、1本が27・1%で、3本という人も18・8%いた。歯磨き剤に対する消費者の興味や関心はかなり高いわけだ。
そこで同社は先月、時間をかけて丁寧に歯磨きするための新商品を出した。口から垂れにくい、クリーミーな泡がウリだ。
ライオンによると、「化粧品などと同様、歯磨き剤にも美容の要素を求める人も増えている」という。
香りに焦点
そんな時代、香りに焦点を当てた歯磨き剤が、マーガレット・ジョセフィン・ジャパンの「ブレスパレット」だ。「毎日息を着替える」をうたい文句に、ローズやコーラなど、シリーズで31種の香りをそろえた。一方、口臭予防向けの小林製薬の「スミガキ」は炭を配合した黒い歯磨き剤。昨年4月~今年2月の出荷額は、前年の同じ時期よりも15%増と好調だ。
薬用成分の効果をうたった商品も増えている。
サンギは昨年4月、知覚過敏症 の人向けの新ブランド「ナノテクト」を発売した。サンスターも1月、生薬の成分で歯肉炎や歯周炎を防ぐ商品を発売した。同社の調査によると、1本1000 円前後の高価格帯の歯肉炎・歯周炎予防効果がある歯磨き剤は人気を集めており、市場全体の16%を占めているという。(経済部 山岸肇)
(2010年3月8日 読売新聞)


