2010年2月28日 -- 医療 --

朝カレーで「目覚め効果」

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 ラーメンと並ぶ国民食、カレーライス。最近では健康にもいいと注目されています。もっと元気になれるカレーの作り方を教えて!

野菜たくさん

「ロケ先でも、おいしいカレー屋を探して入るんですよ」と、自分で考えたレシピのカレーを食べる森下千里さん(東京・赤坂の「芸能人カレー部赤坂店」で)=金沢修撮影

 タレントの森下千里さん(28)は、芸能界屈指のカレー好き。最近は、カレーを食べに本場のインドへ旅行に行ったほど。友人らを自宅に招き、自作のカレー料理をふるまうパーティーを開くこともしばしばだという。

 きっかけとなったのは、数年前の昼食時に、所属の事務所社長から聞いた「カレーは健康食」との言葉。

 「すごく驚きました。もともとカレーはあまり好きじゃなかったんだけど、それを聞いてからは、スパイスをブレンドして作るインドカレーの作り方を友人から教えてもらい、すっかりはまりました」と森下さん。

 カレーのスパイスとしては、弱った肝臓の働きを助けるとされるターメリック(ウコン)、消化吸収を促進するクミン、コリアンダーなどがよく使われる。

 これらのスパイスの風味を生かし、さらに出来る限り多くの野菜を入れていくのが、森下さんの健康カレーの基本的な作り方だ。これなら、野菜の持つ豊富なビタミンや食物繊維もたくさんとれる。

 「市販のルーを使う場合も、ひと工夫してみるといいですよ」と森下さん。

 水を少なくして、その代わりにセロリ、ニンジン、トマトなどをミキサーにかけて作った野菜ジュースを入れたり、油でいためて香りを出したスパイス、ニンニク、ショウガを最後に加えたり。「これで味が一気に華やかになります」という。

脳血流量が増加

 さらに、健康を意識したい人にお勧めなのが、「朝食にカレー」の食習慣。日本薬科大教授(漢方医学)の丁宗鐵(ていむねてつ)さんが提唱している。

 「スパイスには、漢方の生薬と同じものがよく使われています。漢方の考え方では、適切な時間帯に適切な食材を食べるのが大切。神経を興奮させる作用があるカレーは、体を目覚めさせるという意味で、一日の始まりに食べるのが最も効果的です」と丁さんは話す。

 “目覚め効果”を調べるため、丁さんが、カレーを食べた後の6人の女性の脳血流量の変化を測定したところ、1時間後、平均で4%程度、脳血流量が増えた。同じ温度のおかゆを食べて測定すると、これほど血流量は増えなかった。

  丁さんは「スパイスの成分は熱で壊れやすいので、煮込みすぎないように。タマネギは、アメ色になるまでいためなくてもいい。甘みやうまみは十分出ます。その方が、油も少なくて済みます」とアドバイスする。健康のためには、「カレーは煮込み料理」と考えない方が良さそうだ。(渡辺理雄)

森下さん直伝レシピ

 東京、神奈川、静岡にあるカレー店「芸能人カレー部」では、森下さん考案の「ちょっと贅沢(ぜいたく)なカレー」を提供中。森下さんに、その基になったレシピを教えてもらった。

材料(4人分)
鶏もも肉 300グラム
タマネギ 2~3個
トマト 2個
カシューナッツ 適宜
 カレースパイス 大さじ3、ヨーグルト 大さじ3、塩、コショウ 少々
 みじん切りしたニンニク 2片、ショウガ 小指程度、赤トウガラシ 1本、ローリエ 1葉
 スパイス(ターメリック 小さじ2、クミン 小さじ2、コリアンダー 小さじ4。以上は参考。お好みで量の調整を)
 鶏ガラスープ 1カップ、塩、コショウ 少々

作り方
(1)鶏もも肉を一口サイズに切り、Aで下味をつける
(2)鍋に小さじ1の油。Bをいためる
(3)次にみじん切りしたタマネギを入れていためる
(4)次にCを入れていためる
(5)湯むきしたトマトをみじん切り。鍋に加えていためる
(6)鍋にDを加え、味を調える
(7)下味をつけた鶏もも肉をパリッとするまで焼く。カシューナッツも加える。鍋に入れて完成

2010年2月25日 読売新聞)

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