2009年11月 6日 -- 医療 --

夜勤をのりきる

  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!

(2)昼間の活動 眠りの質左右

 朝に強い人、夜に強い人など、個人差はあるが、人間にとって夜眠らずに働くのは大きな負担だ。自覚しなくても心身の働きは鈍っていて、ミスや事故を引き起こしやすい。

 疲れをとるには「よく眠る」のが最善の方法だ。枕や寝具、入浴法など、安眠法への関心は高いが、実は起きている時間の質が眠りの質を左右することはあまり知られていない。労働安全衛生総合研究所上席研究員の高橋正也さんは「よく眠るには寝る前だけ努力してもダメ。眠りの質は起きている時間の長さや過ごし方でほとんど決まる」という。

 通常、昼間15~16時間起きていると、睡眠をまとめて取らせるホルモン(メラトニン)が分泌され、体温が下がるなど体が眠る態勢が整う。朝寝や昼寝をしすぎて、起きている時間が少ないと、深く眠れないことが多い。眠るには十分な活動が必要なのだ。

 「昼夜逆転をずっと続けるのでなければ、『昼行夜眠型』のリズムをなるべく崩さないほうが、体の負担は少ない」と高橋さん。夜勤明けの朝に眠りにくい場合、無理に眠らないで少し体を休めるだけにし、昼間は散歩などなるべく体を動かそう。

 次の日も夜勤なら、夕方から2~4時間はしっかりと仮眠を取ろう。夜勤明けが休日なら、昼間はゴロゴロせずに活動的に過ごし、夜早めに休むなど生活リズムを整えることが大事だ。

 長年夜勤をこなしているのに元気な人は、例えば2連続夜勤の場合、図のような生活パターンが多い。正しい知識をふまえて自分に合った方法を工夫しよう。

 夜勤に体を合わせようと、薬やドリンク剤などを常飲するのは逆効果。音楽やストレッチなど入眠前の習慣を持つと、体が眠りの準備をしやすい。高橋さんは「努力しても2、3週間不眠が続くなら、医師に相談して」と話している。

2009年11月4日 読売新聞)


健康を応援する健康情報館のトップページへ