天気とからだ
(1)移動性高気圧に要注意
移動性高気圧に覆われた日本列島(09年9月17日の天気図。気象庁のホームページより)
季節や天気の変化で体の調子が良くなったり、悪くなったりする。天気とからだには、どれくらい深いつながりがあるのだろう。
秋から冬にかけて症状が悪化することが多いのが、ぜんそくなどのアレルギー疾患だ。東京アレルギー疾患研究所所長の牧野荘平さん(独協医大名誉教授)は、「秋は寒暖差が激しく、気温が一気に下がる日が多い。急に冷たい空気が体内に入ると、発作が起きやすくなる」と話す。
牧野さんらの研究グループが、延べ545人のぜんそく患者に毎日の症状を記録してもらったところ、1日の平均気温が3度以上、下がった時に多くの人の症状が悪化していた。
それでは、どのような気象条件の時に気をつければいいのだろう。
魚沼市国保
また、日中、良く晴れた日は、夜に地表の熱が奪われる「放射冷却」が起き、翌朝には地表の気温の方が上空より低くなる「逆転層」という現象が起こることがある。遊佐さんは「逆転層が起こると、大気汚染物質が地表に停滞し、アレルギー症状が出やすくなる」と話す。
さらに、秋は、夏に発生したダニの
牧野さんは、ぜんそくなどのある人がこうした気象の影響を小さくする対策として、別表の5項目を挙げている。
〈アレルギー疾患の予防法〉
・室内の温度が低くなり過ぎないよう調整する
・ダニやそのフンなどを室内にためないよう、部屋はこまめに掃除。布団を干した後は掃除機をかける
・気温が下がった日は、激しい運動は避ける
・空気を冷たく感じたらマスクをして、気道の乾燥を防ぐ
・ぜんそくの症状がよくなったと思っても、吸入・服薬を自己判断でやめない(牧野荘平さんによる)


