(4)和菓子で頭も癒やされる
和食のススメ
日本の風物をかたどった和菓子は、季節感たっぷり。豊かな栄養と彩りで、疲れを癒やしてくれる
勉強や仕事で頭を使うと、無性に甘いものが欲しくなる時がある。そんな時、和菓子をつまんでみてはどうだろう。
和菓子に含まれる砂糖は、素早く消化されて脳のエネルギー源であるブドウ糖になるので、頭の疲れを癒やすにはもってこいだ。ケーキやチョコレートなどに比べ、脂肪を気にせずに食べられるのもうれしい。
全国和菓子協会専務理事の藪光生さんは、「職場で、午後の休憩時間に和菓子を囲んでみて」と勧める。昼食から数時間たったころにブドウ糖を補給すれば、仕事の効率がアップする。
また、和菓子には、かしわ餅や月見団子のように、年中行事とのかかわりやいわれのあるものが多い。同僚との話題が広がり、職場のコミュニケーションが円滑になる。
季節の草花をかたどった練りきりや涼しげな水ようかんなどは、目も喜ばせてくれる。「頻繁に商品が替わるので、時々、店頭をのぞいてみると楽しいですよ」と藪さん。「和菓子は心の栄養」と言うのもうなずける。
「和菓子の主原料である小豆は、優れた健康食品」と、「体の栄養」を強調するのは、「小豆でぐんぐん健康になる本」(BABジャパン)の著書もある北海道庁職員の加藤淳さんだ。
小豆に含まれるポリフェノールの量は、赤ワインをしのぐ。ポリフェノールは、有害な活性酸素に対抗する抗酸化物質だ。加藤さんによると、「野菜などのポリフェノールは、ゆでるとほとんど失われてしまうが、ゆで小豆やあんこにはかなり残る」という。
ほかにもコレステロールを抑えるサポニンや、鉄分、カリウムなどのミネラル類、ビタミンB群など、実に様々な栄養が小さな粒の中に詰まっている。中でも食物繊維は、煮るとさらに増える。
いいことずくめの和菓子だが、食べ過ぎれば、やっぱりカロリーオーバーの元。おやつや食後のデザートに、適量を楽しみたい。(飯田祐子)


