2009年4月27日 -- 病気の予防 --

習慣改善 年齢関係なし

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健康診断

夫婦でウオーキングを楽しむ磯崎隆男さんと初子さん

 東京都杉並区の区立高円寺保健センターで先月16日、住民を対象にした生活習慣改善教室が開かれた。

 参加者は6人。互いに最近の食事や運動習慣について報告し合い、その後、管理栄養士の宿南(しゅくなみ)緑さんが、食品ごとのカロリー量についてやさしく講義した。

 教室は、杉並区が2006年から行っている、住民のウエスト(腹囲)を減らす取り組み「杉並ウエストサイズ物語」の一環。毎年6月から5か月間でどれだけ腹囲を減らせるか、住民に挑戦してもらい、目標を達成できた人は11月に表彰される。

 「医療ルネサンス」では2年前、杉並ウエストサイズ物語の取り組みを紹介した。今回の教室には、この時登場した磯崎初子さん(59)も参加していた。

 当時、腹囲が90センチだった磯崎さん。「あれから数センチ減ったがあまり変わっていません」と苦笑いする。だが、水泳と体操を今も続けており、2年前に5キロ減らした体重は維持している。血圧、血糖、脂質の値も正常で、生活習慣病予防を目的に昨年度から始まった「特定健診」でも、ひっかかる検査項目はひとつもなかった。

 磯崎さんは、「つい、甘いものなどを食べ過ぎてしまうこともありますが、区が主催する教室などに参加することで、健康への意識を保てています」と話す。

 昨年から、夫の隆男さん(64)もこの取り組みに参加している。当初は乗り気でなかったが、「最近、ズボンがきつくなった」とやる気になった。

 隆男さんは毎朝ラジオ体操に出かけ、週2、3回は夫婦一緒に約2時間歩く。「2人で運動した方が楽しい」と声をそろえる。

 同区では、杉並ウエストサイズ物語と特定健診が並行する形で行われている。特定健診を巡り、腹囲の基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)が適切ではないなどの異論が出ているが、杉並ウエストサイズ物語は、腹囲の大きさや年齢にかかわらず、区民であれば誰でも参加できる。

 危険の高い人を選んで生活習慣の改善を促そうという特定健診の考え方に対し、住民全体の健康意識を高め、将来、病気になる人を減らしていこうという方法だ。昨年の参加者は3年前より約100人多い363人で、このうち134人の腹囲が平均約3センチ減少した。だが、参加者はやはり中高年が中心だ。

 同区健康推進課長の大沢章彦さんは、「特定健診の対象となる40歳になる前から生活習慣の改善に取り組むことが必要。若い世代にも関心を持ってもらえる仕組みを作ることが今後の課題です」と話す。

2009年4月20日  読売新聞)

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