2009年4月26日 -- ダイエット --

意欲保つ「グループ指導」

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健康診断

「庭で草取りなどをするのも運動です」と話す水上玉子さん(宮城県柴田町の自宅で)

 生活習慣病予防のため、40~74歳を対象に昨年度から始まった「特定健診」では、腹囲や血糖などが基準値を上回った人に、保健師らが生活習慣改善を促す保健指導を行う。通常1対1の面接方式で行うことが多いが、日本看護協会(東京・渋谷区)は、自治体や企業に保健師を派遣するなどし、6~7人のグループごとに指導している。

 仙台市から電車で30分の宮城県柴田町は、協会から保健師を3人派遣してもらい、昨年12月に保健指導を始めた。「しばた得!トク健康教室」と名付けられた教室には計65人が参加し、これまでに4回開催した。

 水上玉子さん(61)は昨年8月に健診を受けた。身長は1メートル58だが、腹囲は94センチ(判定基準は90センチ)。血圧、血糖値、脂質も高く、保健指導の対象になった。

 初回の教室で、糖尿病が進行し、人工透析となった人の事例が紹介された。水上さんは「私も好きな時に好きなものを食べている。取り返しがつかなくなってからでは遅いと反省しました」と話す。

 2、3回目は食事がテーマ。前日に食べたものを用紙に書き出し、発表し合った。「食べない割に太っているなぁ」と思った人の話を聞くと、ビールを1日5~6本飲んでいた。

 「その方の話を聞いて、自分も食事以外に菓子や夕飯の残り物を何気なくつまんでいることに気づきました」と水上さん。それからは、食事の時以外は食べ物をテーブルに置かないようにした。のどが渇いたら、清涼飲料水ではなくお茶を飲むようにし、毎朝40~50分、歩くことも日課にした。今年2月には、腹囲が1センチ、体重も1・5キロ減って65キロになった。

 同町で指導にあたる同協会の保健師、塚尾晶子さんは「ほかの人の話を聞くことで、ふだん無意識にしている自身の悪い生活習慣に気がつきます」と説明する。

 教室では毎回、参加者に血液検査をし、過去1~2か月間の血糖状態を示す「ヘモグロビンA1c」を測る。水上さんが先月測ったヘモグロビンA1cは5・3%(判定基準は5・2%)で昨年8月以来、初めて下がった。「これを励みにもっと努力します」と水上さん。日頃の生活習慣がいかに大切かを実感した。

 同協会は現在、全国12か所でグループ指導をしている。塚尾さんは「ほかの人と比較して、『もっと頑張ろう』という意欲がわいてくる。仲間意識も生まれ、いい習慣をしっかり継続させやすくなる。グループ指導にはこうした利点もあります」と話す。

2009年4月17日  読売新聞)

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