2009年1月15日 -- 糖尿病 --

「糖尿病」(1)8歳「注射打ち続ける病気」

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エアロビック選手 大村詠一(おおむらえいいち)さん 22

 昨年11月に東京都内で開かれた全日本エアロビック選手権大会。どうしても獲得できなかった男子シングル(個人)部門での初優勝が決まった瞬間、思わず泣き崩れた。

 「不安や焦りがあった時期もあったけど、自分を信じて続けてきて本当に良かった」

 阿蘇山のふもとの熊本県大津町に住む。エアロビックを始めたのは4歳。指導員の母親の影響で、お遊戯代わりに体を動かすようになった。

 小学2年生の時、体に異変を感じた。夜中、1、2時間ごとにトイレに行きたくて目が覚め、のどが渇いて水をがぶ飲みした。

 「風邪かな?」。最初はそう思ったが、1週間以上続いたため、病院を受診。検査で「1型糖尿病」と診断され、即入院した。担当医は、絵本で病気を説明してくれた。

 血糖値を下げるホルモンであるインスリンが、まったく、またはほとんど分泌されなくなる病気。のどの渇きや頻尿は症状の一つで、ひどい疲れや体重減少も表れる。子どもの時の発症が多く、食事や運動療法で改善できる「2型」とは区別される。

 8歳の理解力には限界があったが、これだけは理解できた。「注射を打ち続けなければならない病気なんだな」

2009年1月12日  読売新聞)

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