ジョギング
(1)ウオーキングより減量効果
身体的、精神的効果を期待できるジョギングを楽しむ人たち
今春からウオーキングを始めたところ、数か月で体重が6キロも落ちた。それならばと、より身体的な効果が高いジョギングに挑むことにした。自ら体験を踏まえ、ジョギングの魅力を紹介する。
メタボが気になる42歳。腰痛持ちなので、「走るより歩く方がよい」と考えていた。実際、走ると着地の瞬間、足や腰に体重の2倍の衝撃が加わる。でも、けがにさえ気をつければ、ジョギングにはウオーキングにない効能がある。
まずは、エネルギー消費。近年、運動の強さを表すのに、体重1キロ・グラムあたりの酸素摂取量を基にした単位「メッツ」がある。厚生労働省がまとめた「健康づくりのための運動基準・指針2006」に盛り込まれた、新しい概念だ。
毎分、体重1キロ・グラム当たり3・5ミリ・リットルの酸素を取り込む「安静に座る状態」が1メッツ。ウオーキングが3メッツ、軽いジョギングは6メッツ。ランニングや水泳は8メッツになる。
メッツと活動時間を掛け合わせた運動量の指標「エクササイズ」(単位)を出すことで、体重別のエネルギー消費量も計算できる(図)。例えば、記者の体重73キロ・グラムの場合、30分の軽いジョギングで230キロ・カロリーのエネルギーを消費できる。同じ時間のウオーキングだと、115キロ・カロリー。脂肪1キロ・グラムを燃焼させるのに、7000キロ・カロリーのエネルギー消費が必要となる。明らかにウオーキングよりもジョギングの方が減量の近 道といえる。
着地の瞬間の衝撃は筋力向上や骨を太くするのに役立つ。東京医科大健康増進スポーツ医学講座教授の勝村俊仁さんは「骨に刺激が加わり、骨粗しょう症を防げる」と話す。
生粋の浪速っ子で元々速足。歩いていると走りたい衝動に駆られた。走ると気持ちもすっきりする。(増田弘治)
| 1エクササイズの体重別エネルギー消費量 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 体重(キロ・グラム) | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 |
| エネルギー消費量(キロ・カロリー) | 42 | 53 | 63 | 74 | 84 | 95 |


