2008年10月 1日 -- 糖尿病 --

病院の実力 糖尿病治療

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間食やめ散歩 正常値に

色とりどりのサラダをたっぷり作る。これが佐藤さんのダイエットのひけつだ(千葉県船橋市の自宅で)

 千葉県船橋市の主婦佐藤暎子(てるこ)さ ん(64)は2006年5月、近くの三咲内科クリニックを頭痛などで受診した際に、検査で偶然、糖尿病が見つかった。過去1~2か月間の血糖状態を示す検査値(ヘモグロビンA1c)は11・7%(基準は5・8未満)。血糖値は260ミリ・グラム/デシ・リットル(同・食後2時間で140以下)もあった。

 そのころの佐藤さんは、1メートル43の身長に体重は58キロと明らかに太め。院長で糖尿病専門医の栗林伸一さんからは「肥満は血糖を下げるインスリンホルモンの効きを悪くします。運動と食事療法でまず減量しましょう」と言われた。

 1週間後の受診時には、口にしたものを全部記録して持参。管理栄養士から、「間食はやめ、三食を規則正しく取ること」などの指導を受けた。

 お酒は全く飲まず、甘党の佐藤さん。改めて生活を振り返ると、お菓子の袋を開けては始終口に運んでいる自分に気づいた。友人グループで趣味のカラオケに行っても、歌っている時以外はずっと食べていた。

 「これでは太らないわけがない」と思った。

 佐藤さんは、その日から間食をぴたりとやめた。おなかがすかないよう、朝昼の食事では、生野菜をたっぷり取ることにした。

 レタスに水菜、大根、タマネギ、トマト、パプリカ、アスパラ、ブロッコリー、海藻のワカメやキノコ類。冷蔵庫にはサラダの材料を豊富にそろえ、最低でも一度に5、6種類は使う。「キャベツだけのダイエットではあきると思ったので」と、佐藤さん。市販のノンオイルドレッシングも異なる3~4種類を常備して、気分で使い分ける。

 7時前に朝食を終えると、30分間の散歩。夕方にも30分歩く。「散歩しないと一日が始まらない」ほどの習慣になった。

 検査値のヘモグロビンA1cは、2か月後に8・3%、4か月後には6・9%へと低下。みるみる表れる効果に佐藤さん自身驚き、また励みになった。 7か月後には、5・8%とほぼ正常値になり、1年後以降は5%台の前半を保っている。体重は月1キロのペースで減り続けた後、44キロで落ち着いた。

 栗林さんは「このように、薬を使わずに運動と食事療法で良くなる患者は珍しくない」と強調する。佐藤さんは「病気は先生に治してもらうものではなく、自分が生活を改めることだと学びました」と話す。

2008年9月22日  読売新聞)

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