お尻を元気に
(4)痔の原因 大半が生活習慣
日本人の成人の3人に1人が悩んでいるとされるのが痔だ。「痔の原因は、大半が生活習慣にあります。予防のためにも、生活習慣を見直す必要があります」と、「あきカイロプラクティック治療室」(横浜)の副院長、檜垣暁子さんは話す。
例えば、トイレ。新聞や本を読むなどで長居をする人もいるだろう。
「便器に座る姿勢を維持するだけでも、肛門に負担がかかってしまいます。排便の時間を短くするために、便意を感じてからトイレに行くこと。なかなか便が出なくても、いきまず、無理に粘らないことが大切です。3分以内で済ませましょう」と話す。
檜垣さんに、痔になりやすいかどうかをチェックする表を作成してもらった。長時間一定の姿勢をとる「座りっぱなし」や「立ちっぱなし」は肛門がうっ血しやすくなるので良くない。
痔になりやすい人は、うっ血を防ぐために、時折軽い体操を心がけよう。檜垣さんが薦めるのが痔の予防体操だ。
<お尻をきゅっと締めるように力を入れて約5秒間その状態を保ち、そして力を抜く。これを5回以上繰り返す。1日に数セット行う。立ち姿勢のまま、うつぶせのままでも可>
痔の疑いを感じたら、医師の診察を受けること。「痔の症状と似ている病気も多く、自分ではなかなか判断できません」と話す。
女性の専門医を置いた専用外来も増えている。恥ずかしがらずに、疑いがあれば専門医の診断を早めに受けよう。(岩浅憲史)
| 痔になりやすい人のチェック表(檜垣さん監修) |
|---|
| ・日々、座っている時間が長い |
| ・決まった場所での立ち仕事で、動くことが少ない |
| ・体が冷えやすい |
| ・精神的ストレスを感じている |
| ・時間に追われる生活をしている |
| ・体を動かす習慣がなく運動不足 |
| ・便意がなくてもトイレで頑張り、長居する |
| ・痔を経験したことがある |
| ・ダイエットをしたり、食事内容に偏りがあったりする |
| ・お酒を大量に飲む |
| ・下痢をすることが多い |
| ・便秘である |
| ・喫煙する |
| ・香辛料のきいた辛い料理が好き |
| (五つ以上該当すれば痔になりやすい) |


