2008年9月27日 -- 病気の予防 --

お尻を元気に

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(1)殿筋鍛えて張り持たせる

 お尻には体を支える骨や筋肉が多く集まる。目が行き届きにくいが、大事な場所だ。十分なケアを心がけたい。

 そのお尻のたるみが気になる人も多いはず。東京大学教授(筋生理学)の石井直方さんは「お尻の筋肉は加齢の影響を受けて、とても減りやすいのです」と話す。

 石井さんによると、お尻には大中小の殿筋(でんきん)と呼ばれる筋肉がある。殿筋の老化は30歳ごろから始まり、筋肉量は1年に約1%落ちるという。30歳から80歳までに、お尻の筋肉量は半分も落ちる計算になる。

 お尻の筋肉は、日常の生活でも役立っている。例えば、いすから立ち上がる動作には、大殿筋などを使う。

 この筋肉が衰えると、日常の動作もつらくなるという。また、日ごろから運動をしていないと、お尻は皮下脂肪がつきやすい部位でもある。

 「たるみの解消には、お尻の筋肉を発達させて張りを持たせ、また皮下脂肪を減らす有酸素運動を行うことが大切です」と話す。

 石井さんがお尻の筋肉を鍛える方法として勧めるのが、「ランジ」と呼ばれる筋力トレーニングだ。イラストの動作を、足を替えてそれぞれ5回から10回行い、それを1日3セット行う。

 日常の生活でもできることはある。エスカレーターの代わりに階段を使い、1段飛ばしで上るといった方法も有効という。

 ただし、「自分の現状に合った、痛みを感じない動作の範囲内での筋トレを心がけましょう。決して無理をしないでください」と石井さんはアドバイスしている。

2008年9月24日  読売新聞)

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