2008年9月 5日 -- エクササイズ --

森林セラピー

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(2)好きな景色、花木も探索

 森林セラピーの効果的な方法はあるのか。

 日本医科大の李卿講師(公衆衛生)は「無理せず、楽しむことが第一。ただ黙々と歩くだけじゃなく、周囲の景色や音を楽しむ余裕も大事」と助言する。

 運動が主目的ではないので、1日に歩く距離の目安は4時間5キロ・メートルほど。上り下りの激しい道よりも、平坦(へいたん)なコースがお勧め。森林浴だけでなく運動の効果も得たい場合は、体力に合わせて、歩く時間やコースを選ぶと良い。

 好きな景色、樹木、花、鳥を探索しながら、ゆっくりと歩く。途中で休憩したり、読書したりするのも、リラックス効果を高めるのに有効という。

 前回紹介したNPO「森林セラピーソサエティ」認定の全国35か所の基地・ロードは、歩く以外にも、独自のメニューを用意している。長野県上松町は県立木曽病院と連携して健康診断を実施。北海道鶴居村はアイヌ、山形県小国町はまたぎの文化に触れられる。高知県津野町はナイトツアーで星座観察が楽しめる。

 森林セラピーを推進する千葉大の宮崎良文教授は「そうしたプラスαも森林セラピーの魅力」と強調する。

 森林を歩いた後の温泉も疲れを癒やすのに最適。鹿児島県霧島市、秋田県鹿角市など温泉の名所も多い。山菜やキノコなど地元の食材の料理を味わったり、そば打ちをしたりできるのも魅力の一つだ。

 李さんは「温泉は肉体の疲れを取る。食事はもちろん、お酒も適量ならリラックス効果がある」と話す。

 ただ、森林は、良いことばかりとは限らない。森林総合研究所の香川隆英・環境計画研究室長は「特に夏場は、暑さや虫への対策をしっかりすることが大切」と注意を呼びかける。

2008年9月4日  読売新聞)

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