2008年8月26日 -- 心の病 --

座禅

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(4)執着せず自由になること

 釈迦牟尼(しゃかむに)会(本部・東京)の師家(しけ)、山本龍廣(りゅうこう)さん(64)=写真=が説く座禅のポイントを、昨日に続いて紹介する。

 正しい姿勢や呼吸に加えて大切なのが「心を整える」ことだ。座っていると、うれしい考えも悲しい思いも自然に頭に浮かんでくる。

 「これを止めることはできない。相手にせず、何とか振り払おうとしないのがコツ」

 とはいえ、初心者にはこれが最も難しい。

 山本さんは、「まずは、雑念とは何かを考えてみるのがよいでしょう」とアドバイスする。

 座禅の最中にドーンと音が鳴ったとする。自分の意識がその音を「うるさい」「不快だ」などと感じて雑念になる。ならば、音がしたという現象をありのままに受け止め、受け流してしまえば、音は自然に消え、とらわれることがない。執着しなければ、離れることができる。音がしていることを静かに客観的に眺められるようになる。

 「自分自身に執着せず、自由になること。その感覚を体で学ぶことが座禅の本質であり、先人から受け継がれた生活の知恵なのです」と山本さんは強調する。

 私たちの日常生活に当てはめてみよう。苦しい時や悲しい時は、自分を責めたり、絶望してしまったりする。だが、苦しみは苦しみ、悲しみは悲しみとして受け入れ、そのまま相手にしなければ、心は常に自由でいられるはずだ。

 山本さんは、座禅は健康づくりにもプラスになると実感している。「心のからまりがほどけ、体がリラックスする」気持ちになるからだ。深い呼吸をすることで、血流がよくなり、細胞が活性化していくような感覚がある。精神的にも安定しているため、睡眠も規則正しい。

 「心身ともに楽になりたいと思う方は、ぜひ座禅を試して下さい」と話している。(鈴木敦秋)

<全国の座禅会>
臨済禅 黄檗(おうばく)禅 公式サイト
http://www.rinnou.net/cont_02/zen_info.html

曹洞(そうとう)禅 ネット
http://www.sotozen-net.or.jp/

釈迦牟尼会
http://www.zenmi.net/
2008年8月23日  読売新聞)

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