「脳梗塞」(4)普通のことに感動する
脳梗塞を起こしてから、今年で6年目に入った。
「もう、普通と言える状態だけど、寒くなると体調が違ってきます。病気といいお付き合いをしていく努力をしていますよ」
病気を経験して、いろいろなことが変わった。
「死は確実にある、と認識したわけですよ。すると、普通のことに感動するんです。家で飼っていた10匹の金魚の1匹だけが生き残る。お前、すげーなって、励みになる。水、冷たいって感じるのがうれしい。歩けるのがうれしい」
「西城秀樹」というスターは、木本
この夏、3人の子供たちを遊園地のプールに連れて行った。 「社会や家族に対して、ちゃんと生きていくって、すてきなことでしょ」
ツアーや舞台、ドラマ、これからも、いろいろ挑戦していきたい。家族との時間も大切だ。「心臓が動き出してから止まるまで、精いっぱい、楽しみたいじゃないですか」
人間として成熟はしても、「情熱の嵐」は吹きやまない。 (文・渡辺勝敏、写真・平田一八)(次は落語家、春風亭柳桜さん)


