2008年8月25日 -- 脳梗塞・脳卒中 --

「脳梗塞」(4)普通のことに感動する

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 脳梗塞を起こしてから、今年で6年目に入った。

 「もう、普通と言える状態だけど、寒くなると体調が違ってきます。病気といいお付き合いをしていく努力をしていますよ」

 病気を経験して、いろいろなことが変わった。

 「死は確実にある、と認識したわけですよ。すると、普通のことに感動するんです。家で飼っていた10匹の金魚の1匹だけが生き残る。お前、すげーなって、励みになる。水、冷たいって感じるのがうれしい。歩けるのがうれしい」

 「西城秀樹」というスターは、木本龍雄(たつお)という家庭の人でもある。その両方を大切に思う。ステージでは今も「ヤングマン」を熱唱する。

 この夏、3人の子供たちを遊園地のプールに連れて行った。 「社会や家族に対して、ちゃんと生きていくって、すてきなことでしょ」

 ツアーや舞台、ドラマ、これからも、いろいろ挑戦していきたい。家族との時間も大切だ。「心臓が動き出してから止まるまで、精いっぱい、楽しみたいじゃないですか」

 人間として成熟はしても、「情熱の嵐」は吹きやまない。 (文・渡辺勝敏、写真・平田一八)(次は落語家、春風亭柳桜さん)

2008年8月24日  読売新聞)

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