2008年6月15日 -- 病気の予防 --

脳を元気に

  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!

(3)朝食食べて集中力アップ

 3年前に熊本県が行った小中学生対象の学力テストで、「朝食を必ず食べる」中学生の5教科合計点(500点満点)の平均は「ほとんど食べない」生徒の平均を65・4点も上回った。規則正しい生活の大切さを裏付けたものだが、専門家は「脳と栄養の関係を考えても当然」と指摘する。

 脳のエネルギー源はブドウ糖だけ。ブドウ糖は、肝臓にグリコーゲンの形でわずかしか蓄えられていない。「ひと晩寝ると、体内に蓄えられたグリコーゲンは空になる。朝食を抜くと、脳に必要なエネルギーが供給されず、集中力が低下し、ミスが多発する」と、中川八郎・大阪大名誉教授(神経内科学)は話す。

 女子栄養大の三浦理代教授(栄養科学)は、脳を目覚めさせる朝食として、「ごはんなどの炭水化物(糖質)とともに、糖質を効率よくエネルギーに変えるビタミンB1を含む食品も食べて」とアドバイスする。B1を摂取するには、うなぎ入り卵焼きやほうれん草のごまあえなどが良い。白米を胚芽(はいが)米に代えるのも賢い手だ。洋食ならピーナツクリームやシリアルなどの食品がお勧め。

 三浦教授は、大学のホームページで「脳を活性化するメニュー」などをレシピ付きで紹介している。ビタミンB1が豊富な豚肉のほかに、脳の神経伝達物質の材料となるアミノ酸の一種「トリプトファン」を多く含む鶏肉、神経細胞の保護作用があるドコサヘキサエン酸(DHA)が多い魚を挙げている。

 こうした食事は年齢に関係なく共通するが、年を重ねると注意したいのは「脳の低栄養状態」だ。同じ食材を食べ続けるなど食事が単調になるときに起こりやすい。この状態が長く続くと、脳の老化の引き金になる。たくさんの食材をバランス良く食べたいものだ。

2008年6月13日 読売新聞

健康を応援する健康情報館のトップページへ