2008年5月27日 -- 心臓病 --

娘の心臓 医師「穴あるかも」

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Q: 10か月の娘が、小児科で「心臓に穴があいているかもしれない」と言われました。ただ、医師は「太っているから大丈夫」と笑っています。ハイハイがまだできません。不安です。(33歳母)

A: 心雑音の原因 検査で診断を

 「心臓に穴」と聞かされ、ご心配ですね。診断の根拠は、心臓に雑音が聞こえたためだと思われますので、赤ちゃんの心雑音の質問としてお答えいたします。

 実際に、一見健康な赤ちゃんが心雑音で受診する場合、多くは無害性心雑音(機能性心雑音)です。これは、雑音はあっても、血液を送り出す心臓の機能には全く異常がないものです。

 雑音がする病気で考えられるのは、心臓の左右の心室を仕切る、心室中隔という部分に穴があいている心室中隔欠損です。生まれつきの心臓病の中で一番多いのですが、見つかる時期は、ほとんどが出生直後から1か月くらいまでです。

 また、左右の心房の壁である心房中隔に穴があいている心房中隔欠損もあります。診断は、3歳ころにならないとつかない場合もあります。

 ほかにも病気はありますが、問題になるのは、十分な血液を送り出せずに、〈1〉息苦しい〈2〉体重が増えない〈3〉唇の色が紫色(チアノーゼと呼ばれます)――などの症状がある方です。心機能の状態によっては穴をふさぐ手術が必要になる場合もあります。

 娘さんは、体重も重いので、重症ではないと思われます。運動の発達には個人差が大きいので、10か月でハイハイしない赤ちゃんも結構おられます。

 心配をしているより、子供の心臓検査のできる病院を紹介してもらい、エコー検査などを受けて下さい。まずは正しい診断を受けることが重要です。

 薗部友良・日赤医療センター小児保健科部長(東京・渋谷区)

2008年5月25日 読売新聞)

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