2008年5月26日 -- 高血圧 --

透析後に高血圧になる

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Q: 透析を週2回受けていますが、透析の時の最後に、血圧が200ぐらいまで上がります。先日、透析後に眼底出血を起こしました。透析を続けるのが不安です。(76歳男性)

A: 血管収縮抑える降圧薬を

 血圧は、血管内を流れる血液などの水分量と血管収縮の程度によって決まります。透析の場合、血液を体から出し入れするので血管内の水分量が変動し、それが血圧に影響します。

 透析を開始して血液の一部が体外に出されると、血圧は下がっていきます。しかし、人体はこのとき、血管を収縮させて、一定の血圧を維持しようとします。

 透析終了時には、血管が狭くなっている体内に、血液が戻るため、血圧は上がります。しかし、今度は血管が拡張して、大きな変動を防ごうとします。

 ご質問者の場合は、このバランスがうまくとれていないために、透析終了時に、血圧が上昇すると考えられます。特に、血管が収縮する反応が強すぎるために、血圧の上昇が極端に表れるとみられます。

 対策としては、血管の収縮を抑えることで、血圧の上昇を防ぐタイプの降圧薬を、透析前に服用しておく方法があります。薬によって、効果が出てくるまでの時間が3~6時間と異なりますので、透析の数時間前に服用することをお勧めします。

 用法、用量については、担当の医師とよく相談してみて下さい。

 24時間効果が持続する薬が多いので、家庭でも血圧を測定し、逆に血圧が低くなりすぎないように注意して下さい。

 また、透析の回数を週3回に増やすと、1回の透析で出し入れする水分量が少なくなり、血圧が安定する可能性もあります。

 岡田一義・日大板橋病院透析室室長(東京・板橋)

2008年5月18日 読売新聞

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