マグロペプチド:血合肉で血圧低下
マグロ活用、成分精製--はごろもフーズなど
はごろもフーズ(静岡市清水区)と焼津水産化学工業(同市駿河区)が、マグロの「血合(ちあい)肉」から精製した「マグロペプチド」に短時間で血圧を下げる作用があることを確認した。
3月にあった日本水産学会春季大会で成果を発表した。成分を生かした健康食品などの商品開発を目指す。
血合肉のたんぱく質を特殊な酵素で分解して作ったマグロペプチドを高血圧ラット6匹に体重1キロあたり0・1グラムずつ与え、与えない高血圧ラット6匹と比較した。その結果6時間後の最高血圧は平均14mmHg、最低血圧は同8mmHgペプチドを与えた方が低くなった。
血合肉はマグロのツナ缶詰の製造過程で出る暗赤色の部分。栄養価は高いが、色やにおいがきついため、主に味付きフレークやペットフードに加工されている。世界的なマグロ価格の高騰を受け、有効活用策を共同研究していた。
はごろもフーズバイオ営業部の名倉洋輔さんは「安価な血合肉が原料のため、血圧降下作用のある商品を安く提供できるのではないか」と期待している。【望月和美】
毎日新聞 2008年4月3日 東京朝刊


