鎮痛剤常用 高血圧リスク3割増
アスピリンなどの鎮痛剤をほぼ毎日服用する男性は、全く服用しない人に比べ、高血圧になる危険が3割増えるという調査結果を、米ブリガム・ウイメンズ病院などの研究チームが、米医師会の専門誌「内科学アーカイブズ」(電子版)に発表した。
当初は高血圧の症状がなかった50~70代の男性1万6031人を対象に、健康状態を2~4年間追跡した結果、1968人が高血圧になっていた。
鎮痛剤を週6日以上服用した人に着目し分析したところ、アセトアミノフェンでは34%、アスピリンでは26%、その他の非ステロイド系抗炎症剤では38%も、服用しない人より高血圧になりやすかった。また、いずれかの鎮痛剤を週に15錠以上服用した人は、高血圧になる割合が48%も高かった。
女性については、既に鎮痛剤の常用で高血圧が20~35%増えるというデータが出ている。
研究チームは「鎮痛剤が血管の柔軟性に影響を与えるためではないか」と推定。
アスピリンには心臓発作などの予防効果があるが、「注意して使うべきだ」と指摘している。(ワシントン 増満浩志)
2007年3月16日 読売新聞


