緑茶の胃がん予防効果、喫煙で打ち消し・厚労省研究班
緑茶に含まれる成分「カテキン」には胃がんを予防する効果があるが、喫煙によって効果が打ち消される――。厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がこんな調査結果をまとめ、米国の科学雑誌に発表した。
研究班の井上真奈美・国立がんセンター室長が全国に住む男女約3万7000人を12年間にわたって追跡調査。期間中に胃がんにかかった494人の血中のカテキンの濃度を胃がんにならなかった人と比較した。
カテキンの1種「エピカテキン3ガレート(ECG)」の濃度が高い女性は、胃がんにかかるリスクが最大で7割も下がることが判明。男性ではがんリスクの抑制効果は確認できず、カテキンの種類によっては逆にリスクが高くなった。
たばこを吸うかどうかでグループ分けして血中のカテキン濃度と胃がん発症の関連も調べた。非喫煙者ではカテキン濃度が高いと胃がんリスクが下がるのに対し、喫煙者では逆にリスクが高まるという結果が出た。
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