スマート生活が身近に

2014年05月17日

米国を中心に身の回りの様々なものを通信でつなぎ、生活を便利にする製品が相次いで登場しています。下記が一例です。

・米ベンチャーのタイルは探し物を見つけやすくする無線通信機能付きの小型チップの出荷を始めました。財布に入れておけば、無くした場合でもスマートフォン(スマホ)と通信し、持ち主との距離が近づくと音で知らせてくれます。

・米コリブリーはスマホと通信し、画面上でゲーム感覚で磨き方を評価してもらえる歯ブラシを開発しました。10月から販売を始める予定だそうです。

・米セールスフォースは蘭フィリップスと組み、持ち主がどう磨いたかのデータを収集できる電動歯ブラシを開発。歯科医と共有することで診断に生かせる。

・複数のクレジットカードやキャッシュカードを持たずに済む「疑似クレジットカード」が今夏にも発売される。小薄型回路を搭載した通信機能付きの疑似カードに複数のカード情報を登録し、スマホ経由で管理する。疑似カードを一枚持てば済むようにする。米コインは完成に向け、スマホから距離が離れると財布を忘れた可能性を警告する機能も付ける。

・持ち主以外には使えないようにする「スマートガン」が開発され、米の銃規制論争に一石を投じている。独アルマティックスはカギの役割を果たす専用の腕時計をつけた場合しか使えない仕組みの拳銃を米で2月に発売しました。

・日本企業でもソニーが打ち方を評価してもらえるセンサー付きのテニスラケットを月内に日本で先行販売するそうです。

・3月にはNTTドコモが犬などのペット用に、居場所を探したり、健康状態を管理したりできるタグを発売しています。

面白いアイデアがあれば素人でも草の根で開発資金を簡単に集められる「クラウドファンディング」と呼ばれる手法が一般化したのも追い風になっているとのことです。(日本経済新聞)